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kakomon

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『過去問にチャレンジ！』

■政治２　(警察官・消防官[大卒])

問題

衆議院の優越に関する次の記述のうち，正しいものはどれか。

  • 1.　内閣総理大臣は衆議院議員の中から指名しなければならない。
  • 2.　予算を国会に提出する場合には，必ず先に衆議院に提出しなければならない。
  • 3.　国務大臣の過半数は衆議院議員でなければならない。
  • 4.　衆議院の可決した法律案を，参議院がこれを受け取った後一定期間内に議決しなかった場合には，衆議院の議決が国会の議決となる 。
  • 5.　条約を承認する権限は衆議院のみが有する。

解説

  • 1.　内閣総理大臣は，国会議員の中から指名されなければならないが（憲法67条1項），国会議員であれば衆議院議員でなく参議院議員 の中から指名してもよい。
  • 2.　正しい（同60条1項）。
  • 3.　国務大臣の過半数は国会議員の中から選ばれなければならず（同68条1項但書），国会議員であれば衆議院議員でなく参議院議員で あってもよい。
  • 4.　参議院が，衆議院の可決した法律案を受け取った後，国会休会中の期間を除いて60日以内に議決しなかった場合には，衆議院は，参 議院がその法律案を否決したものとみなすことができる（同59条4項）のであり，その後，衆議院で出席議員の3分の2以上の多数で再可決し たときに法律となる（同条2項）のであって，予算議決や条約承認や内閣総理大臣の指名の場合のように，衆議院の議決が国会の議決となる （同60条2項，61条，67条2項参照）のではない。
  • 5.　条約を承認する権限は国会が有する（同61条，73条3号）。

正答：2

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