公務員試験の難易度は?〜今から始める勉強法〜
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来年度の公務員試験に向けて、そろそろ準備を始めようと考えている方も多いのではないでしょうか。
しかし公務員試験の難易度がわからないと、不安になったりなにから手をつければよいのかわからず焦ったりすることもあるかもしれません。
そこでこの記事では、主な試験のレベルの目安と、2026年度の国家公務員試験の倍率を解説します。後半では、受験先の決め方から過去問の解き方まで、今から始められる勉強法とおすすめの教材もご紹介します。公務員試験の難易度や勉強法の不安を解消して、学習に取り組んでいきましょう。
公務員試験の難易度は?
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公務員試験の難易度は、問題の難しさや科目数、採用人数などによって変わります。まずは試験別のレベルを見て、難易度の違いを比べてみましょう。
試験の難易度をレベル別に見る
国家総合職などは、公務員試験のなかでも難関試験として位置づけられています。一方、国家一般職や県庁、市役所などは、試験ごとに求められる対策が異なります。
▼大卒程度を中心とした主な試験の難易度の目安
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レベル |
主な試験 |
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最難関 |
国家総合職、国会職員・裁判所職員(総合職) |
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外国語特化 |
外務省専門職員、防衛省専門職員 |
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標準 |
国家一般職・裁判所一般職(大卒程度)、国税専門官・財務専門官、地方上級(都道府県・政令指定都市)、特別区Ⅰ類 |
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基礎 |
市役所職員(大卒程度。政令指定都市を除く)、警察官・消防官(大卒程度) |
※上記は一般的な目安であり、試験科目数や専門試験の有無、倍率などにより、実際の難易度は変動する。
市役所の難易度は試験方式によっても変わる
市役所の試験には、教養試験を課すタイプや、SPI3などの適性検査を採用したタイプがあります。専門試験が加わる場合もあり、受験する市役所や試験方式によって異なります。
例えば、2026年度の東京都府中市の職員採用試験(事務職)では、第1次試験にSPI3(基礎能力検査・性格検査)が導入されており、専門試験は課されません。しかし、同市の技術職のように専門試験が課される区分もあるため、SPI方式であっても専門科目の勉強が不要とは限りません。
また、近年の市役所試験では人物を重視する傾向があり、筆記試験に加えて面接などの準備も欠かせません。
出典:令和9年度採用 府中市職員採用資格試験(事務職、技術職)|府中市
高卒程度と大卒程度は出題レベルが異なる
高卒程度・大卒程度という名称は、試験問題の水準を示す目安です。受験に必要な学歴や年齢は、別に定められています。
高卒程度の試験は大卒程度よりも筆記の水準が比較的基礎的です。しかし、採用枠によっては競争が厳しくなることも少なくありません。出題レベルのみで、合格しやすいかどうかを判断することは避けたほうがよいでしょう。
公務員試験の倍率は?2026年度のデータで比較
2026年度の国家公務員試験を例に、受験者数・最終合格者数・倍率を確認してみましょう。ここでの倍率は、第1次試験の受験者数を最終合格者数で割った数字です。
試験 | 第一次試験受験者数 | 最終合格者数 | 倍率 |
国家総合職(大卒程度・春) | 8,945人 | 1,371人 | 6.5倍 |
国家一般職(大卒程度) | 19,386人 | 8,425人 | 2.3倍 |
※総合職は春の教養区分を含む。
2026年度の倍率は、国家総合職が6.5倍、国家一般職が2.3倍でした。同じ国家公務員試験でも、受験倍率には差があります。公務員試験というだけで、どれも同じように狭き門だと考えなくてもよいでしょう。
ただし、倍率が低ければ少ない勉強時間で合格できるというわけではありません。倍率は競争の程度を知る目安とし、必要な勉強は受験先の試験科目や過去問を見て計画することが大切です。
公務員試験に向けて今から始める勉強法|おすすめ教材も紹介!
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公務員試験の難易度を踏まえて受験先と勉強に使える時間を決めると、勉強する科目や教材を絞りやすくなります。ここでは、今から取り組める勉強法と、教材におすすめの参考書をご紹介します。
目指す仕事に合わせて受験先を決める
まずは、どこでどのような仕事をしたいかを考えてみましょう。候補が決まらないうちは、気になる官公庁や自治体の採用サイトで、仕事内容や職員紹介を確認するところから始めるのがおすすめです。
候補が見つかったら受験案内を開き、年齢などの受験資格、申込期間、試験日、試験科目を確かめます。複数の試験を受けたい場合は、日程が重ならないか、共通する科目があるかも見ておきましょう。
教養・専門・論文・面接などの配点や実施結果が公表されていれば、あわせて目を通しておくと、どの種目に時間をかけるかの参考になります。試験の仕組みが分かりにくいときは、実務教育出版の「公務員試験について知る」の解説も参考にしてみてください。
来年度の受験案内が出ていなければ、今年度の内容を参考に準備を始め、新しい案内が出た時点で日程や試験科目に変更がないかを確かめましょう。
試験までの期間に合わせて勉強を組み立てる
必要な勉強時間は、受験先の科目数や今の学力によって変わります。まずは勉強に割ける時間を考え、通学中や夕食後など、取り組む時間を決めておきましょう。
科目が多くてもすべてを完璧に覚える必要はなく、教養試験・専門試験ともに6~7割程度の正解を目安にしてください。
例えば、時期を次のように分ける方法があります。
● 基本事項と例題に取り組む時期
● 分野ごとの過去問を進める時期
● 時間を測って解く時期
予定を詰め込みすぎず、苦手な問題を復習する日も入れておくと予定が遅れたときに立て直しやすくなります。
論作文や面接の準備も、筆記の勉強と並行して少しずつ進めましょう。時事対策では、日頃からニュースに触れる時間をつくっておくと、直前にまとめて覚える負担を減らせます。
受験先と理解度に合う参考書を選ぶ
参考書は、大卒程度・高卒程度と、教養・専門・SPIなどの試験内容に合わせて選んでください。
基礎から学びたい人には、説明や例題を読んで理解できる参考書が向いています。よく出題される内容がまとまった教材であれば、なにから勉強するかも決めやすいでしょう。
試験の仕組みや勉強の始め方から知りたい人には、『公務員試験受験ジャーナル 9年度No.1 学習スタートブック』が参考になります。公務員試験の入門解説や、科目別の学習法がまとめられた1冊です。
時事をまとめて学びたい場合は『速攻の時事』、日頃から試験情報や時事に触れたい場合は情報誌の『受験ジャーナル』を手に取ってみましょう。いずれも試験や時事の最新情報に触れられるため、教養試験の対策だけでなく論文や面接の準備にも活用できます。
出題数の多い科目から過去問を解く
全科目に同じ時間をかけるのではなく、受験先で出題数の多い科目や、配点の比重が大きい試験種目を優先すると、限られた時間でも得点を取りやすくなるでしょう。
ただし、種目ごとに最低限の基準が設けられている場合もあるため、配点の低い種目もその基準に届く程度には勉強しておくことも大切です。
過去問は公式サイトや情報公開請求で入手できる場合もありますが、問題と解説をセットで使用したいなら、市販の過去問集をおすすめします。実務教育出版の書籍には、公開された問題や、受験者の情報をもとに復元した問題も収録されています。
大卒程度向けの『新スーパー過去問ゼミ8』(2026年8月より順次発売)は、試験別・テーマ別の出題頻度を見ながら、取り組む問題を選べる書籍です。
試験別に過去問演習をしたい人には、『合格の500/350シリーズ』が向いています。試験ガイドも載っているため、受験する試験への理解を深めながら演習に取り組める書籍です。
過去問で解けなかった問題には印を付け、日を空けてもう一度解き、自分で計算や判断の過程をたどれるかも確かめましょう。
次々に教材を増やすより、選んだ問題集を繰り返して苦手を減らしていくほうが効率的な学習につながります。問題の形式に慣れたら時間を測り、本番での時間配分も練習してみましょう。
公務員試験の難易度を知って勉強を始めよう
公務員試験の難易度は、試験ごとに異なります。レベルは全体をつかむ目安にし、受験先の科目や面接の内容まで確認し、準備を整えてみてください。
科目数の多さに戸惑うかもしれませんが、まずは教材を開き、例題を1問解くところから始めていきましょう。今日できることを一つずつ積み重ねて、目指す仕事に向けた準備を進めていくことが大切です。